春物で似合う色をあらためて認識
まさに三寒四温、暖かくなったり寒くなったりの変化が激しい時期です。冬の間はダークな色に手が伸びましたが、日差しが明るくなってくるとなぜか明るい色が着たくなりますよね。
私も、せめて色だけでも春らしいものにしようと、冬の間はそれほど登場させなかった白いブラウスやライトグレーのカーディガンを着始めたところ、すっごく顔映りが良い! パーソナルカラー診断でもサマータイプと言われているので、明るい淡い色が似合うのは前から承知していたのですが、こうもはっきり違いが出るとは。「冬の間はいったい何だったんだー」という気分になっちゃうぐらいです。
そして、毎日撮りためている自撮りコーディネートを見直してみると、白っぽい色が顔映りがいいのに加えて、あまり色を多用しないほうがいいのもわかりました。ワントーンコーデじゃ単調になるかと思っていたのですけど、むしろワントーンでかつベーシックカラーくらいのほうが自分には良いみたいです。白とライトベージュのワントーン、ライトグレーとグレーのワントーン、サックスブルーからブルーへのワントーン、そんな感じが結構はまってます。
私は、このようにあらためて服のことを考えるのに興味が出る以前は、わりといろいろな色を使うのが好きだったのです。パウル・クレーの絵みたいな。が、そういう楽しげなにぎやかな雰囲気が自分にはそんなに似合わないんだなあ。たしかにおとなしい地味な人間であり見た目も薄いので、よくよく理性を働かせて考えれば、ベーシックカラーのワントーンコーデで静かに控えめに装っているのが身の丈に合っているかもしれないです。自分で考える自分と客観的に見た自分とは、ほんとに違うものですねー。
最近、図書館で内田彩仍さんの本を見ました。彼女のスタイルはナチュラルすぎ、甘すぎで、あまり自分には参考にならないとずっと思っていました。が、色使いという観点から見ると彼女は相当ストイックで、リネンベージュ・白・黒くらいに絞り込んでいる。それでも寂しいという感じにはならず、レースやフリルなどの装飾や、様々な素材の組み合わせなどで素敵な雰囲気を出していると思います。私とはやや路線は違うとはいえ、色使いを控えめにしてもよい雰囲気を作り出せるという点で、参考にしたい。
来年度の目標は、「色使いを控えめに。でも素敵にする方法を探る」にしようと思います。
内田彩仍さんスタイルはたとえばこちら(↓)。部屋の中に人がいる、と考えたときにはこのくらい色使いを抑えてもかえって調和がとれるかもしれないね。
春になる前に春夏物をザクッと整理
まだ寒いとはいえ、ずいぶん日差しが明るくなってきましたよね。冬の間しまっていた春物の中にそろそろ使えるものがないかと、押入れの整理をしました。
結論からいうと、新しく出したものは一つもなかったのですが(まだ寒いからね!)、今度の春夏シーズンにはもう着ないかもしれないなーというものを、いくつか思い切って整理しました。
・部屋着
部屋着については、いままでここで書いたことがなかったのですが、今回整理したものの多くは、暖かい季節用の部屋着兼寝巻き。
人に見られるものじゃないし、と、着心地と涼しさ優先でナチュラルなコットンのアイテムなどを愛用していたのですが、さすがに色も褪せ放題。毎年この夏で終わりかなと思いつつも、着心地は抜群なので一年また一年と着続けていました。で、どう考えても10年とか12年は経ってる。
実際に着る季節になってからだと、イマイチかなと思いつつも実際にはもう着ちゃってたりするので、捨てづらくなります。が、まだ着る前だと、バサッとかなり思い切った整理ができるものなんですねー。発見。
・プチプラのブラウス
それから、夏に着ていたプチプラのブラウスなど。昨年は大いにお世話になったものたちですが、申し訳ないけど、あまりときめかないんだよね。
そして、なんと、それらプチプラを着ていない間に、ヤフオクやセールなどで、同じようなアイテムでちゃんとしたのを「知らぬ間に」を入手してました。ライトベージュ、ミントブルー、ダークネイビー、と色まで同じだったよ!! わざわざ買い直そうとは全然意識してなかったんだけどなあ。変だなあ。(意識しないのにいつの間にか揃ってるってどういうことー、私!!危険!!!!恐い!!)
「ファッションは自由」なのか???
服装などに興味が出てしばらくたちますが、ずーーっと謎でたまらないのが「ファッションは自由だ」という言葉。全然意味がわからない。
でも、ちょっとネットを検索するだけで、たくさん出てくるんだよねー。
しかし、私はどっちかというと、ファッションってむしろ「不自由」なものだと思うんだけど………?
- 暑さ寒さで着るものは変えないといけないでしょ?
- 着ていく場所や目的に合わせて服を変えるもんだよね?
- 時代の制約だってある。数年単位で変わる流行もあるし、現代日本に十二単を着ていく場所はないよ?
- かけられるお金にだって制限がある。だからこそ「数を減らして質を上げよう」などと考えたりするわけだし。
むしろ、こういう諸々の制約のなかで、各人が自分なりの方法でパズルを解いていくように行うのが、ファッションではないのだろうか。
あと、制約があったほうが、物事はたいてい面白いですよね。(例えばですが、某イタリア系配管工の兄弟が何もない空間を自由に動き回れるというゲームがあったとして、はたしてそんなもの面白いか?っていう話)
服の数を減らして着回しを考える、なんてまさに、制約を強めた上でどのようにコーディネートを作りだすか知恵をしぼる、という点が面白いわけです。
以前にも書いたことがありますが、私が自分で「まあ、「ファッションは自由」だからね……」とひとに言う時というのは、「他の人が微妙な格好をしているときに何と言ったらいいかわからないけど、何か言わないといけない時」だからね!!!! そんなの真に受けちゃダメだよ。
この冬、期待通り活躍しているアイテムたち
立春も過ぎて、なんだか日差しが明るくなってきましたね。この冬はまだロングブーツを一度しかはいていないですよ。もうこのまま春になっちゃうのかな。
とはいえ、寒い時期に期待通りに活躍してくれているアイテムたちがありますので、それについて書いておきます。
長袖ブラウス
ちなみに私の場合、シャツではなくて全部ブラウスです。しかも、カットソーもほとんど持ってなくてその代わりにブラウスです。
こんなにブラウスばかり着たのはこの冬が初めてですが、これで十分でした。去年までは「真冬にはタートルネックが必要」とタートルネックのヒートテックをわざわざ買ったりしたんですけど、ブラウスのボタンを上まで全部とめたら首まわりも暖かいんですね。
冬になるまで、上からボタンを1~2つは開けて着てばかりいたので、気づかなかったわ!
柄の入ったブラウスの上にジャケットやニットを着て、襟や袖をちょっとだけ出すのも楽しい。
ブラウスは、真夏を除いてずっと同じものを着られるのに、冬にも暖かいなんて、最高です。
ベレー帽
素材はニットでもフェルトでも、ベレー帽が気に入っています。
そもそも帽子はいいですよ。一般論として。
- 頭を覆うと、とても暖かい。
- それから、頭に何か乗せるということで、重心がこの上なく上に上がって、スタイルアップ必定。
- ストールとは違って、誰も彼もがかぶっている、というわけでもないし。
……というわけで、帽子は全般的に推しなのですが、なかでもベレー帽なのは消去法によります。
ここしばらく流行っている、つばのあるハット。あれは出先で脱いだときにどうするんですかね? バッグに入らないよね? 他人事ながら心配になります。
その点、ベレー帽は柔らかいから、丸めてポケットかバッグに入れられて便利。
ビーニーみたいなニットキャップでもいいんですけど、カジュアルにしかならないため用途が限られそうで、手を出していません。
その点、ベレー帽だと、まあまあ上品な雰囲気もあり、さりとてドレッシーすぎて普段着には合わないということもなく、中途半端さがちょうどよい。
積極的に「これでなければならない」ものではないのに、なにかと使い勝手が良いという、いぶし銀的存在。あなどれない。
ベルト
パーソナルスタイリストさんから、何をおいてもまず「買え」と指令があったのが、ベルト。
ベルトも、皆が皆しているというアイテムではないのですが、したほうが良いです(断言)。
なぜなら、ベルトによってウエストが作れるからです。とりわけ冬は重ね着でもこもこしがちなので、いっそうウエストマークをして「ここにウエストがありますよーーーー」とアピールすべき。
パンツのベルト通しに通して使うというよりは、ブラウスを着たらその上からベルト、ジャケットを着たらその上からベルト、ざっくりニットを着たらその上からベルト、という使い方がほとんどです。
コートの上からしてもいいそうですが、脱いだときにどこかに置き忘れてしまいそうなので、まだできていません。
メッシュタイプのものを選ぶと、好きな位置でとめられて融通がききます。
今回は「期待通り」活躍したアイテムについて書きましたが、「意外と」役に立ったアイテムについてもこちらで書いています。
プチプラとの距離感
そう、「プチプラとの距離感」。……この言葉がしばらく頭の中をぐるぐる回っています。
付き合ってきた人を「もう好きじゃなくなってる」と気付いた瞬間のようなもので、もうこれまでのような付き合い方はできないな、という気分になっています。
季節ごとのクローゼットの入れ替えや、新しいアイテムとの入れ替えを何度か経てきて、結局、プチプラアイテムは、あまり好きでもなく大事にもしてなかったことがわかりました。プチプラで買って使っていたものの、しばらくたつと同種のアイテムをほかに買い直して入れ替えるのがほとんどなので。
原因はいくつか考えられて、たぶん最大の原因は(1)「安いからと油断して、真剣に選ばないこと」だと思います。
まあ、これには仕方ない面もあります。自分に合うアイテムを探して買いたくても、そう都合よくみつからないことはしょっちゅうです。そんな時に「とりあえず似たようなものをプチプラで買って、しばらくはしのぐ」という使い方をしちゃうんですよね。
そして、もう一つの原因は、(2)「あんまり着心地がよくないこと」。
この点は、どうやっても埋め合わせが不可能でした。たとえば先日、タートルのリブニットの別の色がほしいなーと某ファストファッション店を見に行きましたが、毛糸の量が少ないのか、試着してみると編み目が薄く広がってしまって、中が透けて見える。こんなに糸が少ないと、きゅうくつだし、寒い。ついでに手触りもよくない。
他の人の目から見たらたいした違いはないのだろうけど、着ている本人にとっては深刻な問題です。だって、着たいという気持ちが全然なくなっちゃうんだから。いったい何のために持っているのか――、っていうことになります。「ときめかない」んだよ!!
こう考えていくと、プチプラで買ってもよいと思えるのは「すごく短期間しか着ないとはじめからわかっているもの」くらいなのかなあ。
そういえば地曳いく子さんの本に「駆け込みZARA」ってありましたね。たまにしか行かないようなパーティに呼ばれたときには、「高かったから」とずっと着ていない古びたドレスを引っ張り出してくるよりも、その都度ZARAに駆け込んで旬なデザインのものを安く買って着ればよい、という話です。これなら、なるほど賢い使い方だと思えます。
確かにいままではときどきプチプラアイテムを買って、ここにも記したりしていましたが、2016年はちょっと距離を置いてみようかと思います。
この冬、意外と役に立ってるアイテムたち
何の気なしに買い足しておいたところ、予想を超えて活躍してくれているアイテムがあります。「キミ、いい仕事するね」と褒めたい気持ちとともに記しておきます。
ボルドー色のタイツ
実家に帰省したとき(真夏!)にたまたまのぞいたデパートのワゴンの中で半額以下になっていたので、買い置きしておいたもの。
赤に近いボルドー色が冬のコーディネートに温かみを足してくれ、とても重宝しています。ベースはボルドー色ながら黒っぽいヘリンボーン柄が入っている点も、変化がついてなお良しです。さし色として私がよく使う紫色にも色味が通じるため、コーディネートもしやすい。引き出しの奥から発掘された古いスカーフ(あずき色?マルサラ色?)や大事にしている赤紫色のコインローファーとも合わせて使えます。
ただ、同じときに色違いで買っておいた黒色ベースのものは、なぜかあまり手が伸びません。やっぱり、黒はどうしても堅く冷たく見えてしまうんだよねー。
半袖のウールのプルオーバーブラウス(Tシャツ型)
細い線で模様が描かれている柄物です。お気に入りブランドの品でヤフオクで安かったため、好奇心で買ってみました。
ウールなので寒い時期に着るアイテムです。この「冬の半袖」が意外に使えるのであります。冬は重ね着をするので、どうしても袖の部分にたくさんの布地が重なってしまいます。が、そこに半袖アイテムをはさむと、身体はあたたかさがアップしつつ袖はスッキリ、ということです。同じようなアイテムとしてベストがありますが、このブラウスのように薄い生地でかつ半袖くらいの袖がついていてもベストと同じような効果があるのね、と発見。ジャケットの下に着るのに重宝しています。
さらに、身体にぴったりしたリブタートルニットのうえにこの半袖ブラウスを重ねると、ムチムチして見えるいろんな箇所を隠してくれるのも、うれしい。
ブローチ各種
アクセ好きなので、気に入るものを発見するたびに買いためています。
冬は首周りにスカーフやストールを巻くことが増えるせいで、アクセサリーの中でもネックレスは使いにくくなるのですが、そんなときこそブローチの出番。コートの上、ジャケットの上、ストールの上、ニットキャップの上、ヘアゴムの上、バッグの上、とほぼどんなところにもつけられます。さらに小さいサイズのものなら何個かまとめてつけるのも楽しいです。
クリスマスはなんとなくクリスマス風のもの(赤と緑とか)、お正月はなんとなくお正月風のもの(和っぽい形とか)をつけると、カンバセーションピースになって面白い。これからなら、ちょっとだけ春らしいものをつけてみたいなと思います(お花とかピンク色とか黄緑色とか)。地味色コーデじゃないと自分が負ける薄味人間としては、こういうところで面白さを足したいです。
そして、ブローチの良いところは、わりあいに安いところ。さらに「気に入った形ではあるけれども用途が謎な何かのパーツ」にも、手芸店でブローチピンだけを買ってきて接着剤でつければ、ブローチになること。「箸置き」にいいものが多くありますよ奥様!
ほかにもありそうだけど、今回はこの辺で。
こんな小物づかいが好きだー
パーソナルスタイリストの政近準子さんの著書『「素敵」の法則』Facebookページに、木村カエラのこんな素敵な写真が例として紹介されていました。こういうスタイリング、私は大好きです。というわけでメモメモ。
詳しいスタイル分析は、リンク先の記事の説明をお読みいただくとして、白シャツとチェックのパンツというごくベーシックなアイテムに、ヘッドドレス、髪色とあわせた赤ソックス、エナメルのシューズでスパイスを利かせる、というアプローチが粋ですよね。
私はこの本でのタイプ分けでいうと「ノーブルフェミニン」で、この木村カエラの「ニュアンスボーイ」とはちょっと系統を異にします。もしそういう私がまねするとしたら、と考えてみます。
シャツがパリッとしすぎなので、より細部が柔らかい印象のものにします(しなやかな素材の生地にしたり、丸襟にしたり)。パンツもちょっと男性的なので、もうちょっとだけフェミニン寄りにするかも。小物好きではありますがヘッドドレスは未体験ゾーンなので、ちょっと変わった眼鏡をかけたり帽子をたしたりするかな? 小物でニュアンスボーイのテイストを足していくと、お嬢様っぽいノーブルフェミニンにちょっとアーティスティックな印象をプラスすることができます。
【独自の世界をもつ〜ニュアンスボーイ〜】歌手・ファッションモデルとしても活躍されている「木村カエラさん」31歳 身長155㎝。木村さんの特徴は色白できめの細かい肌、静かなお顔の印象、細身の体型、そして少年のような透明感。ファッショ...
Posted by 「素敵」の法則 on 2015年12月28日
そもそもこの本がオススメ。上で私が書いたようなテイストミックスの方法が詳しく書かれています。
これと『「似合う」の法則』はまさに教科書です(私にはとてもまだ書評などできないーー)。
冬のセールで買ったもの
冬のセールで新しいアイテムを手に入れました。まだ新年を迎えていませんが、今シーズンはこれで打ち止めのつもりです(ここに書いちゃえば歯止めになるだろうという期待を込めて)。
1 ネイビーのテーパードコットンパンツ
ネイビーのパンツは、デニムをはかない私にとっては基本中の基本アイテムです。すでに何本か持っているのですが、夏にはけるものは間に合わせにプチプラで買ったもののみ。適当に買ったものの登場回数が多く、この夏もガンガンはいてました。でも、自撮りを見ると、どうしてもシルエットがイマイチなんだよね。コーディネートの要なのだからもっとまともなのが欲しいとかねがね思っていました。
今回買ったものは、しっかりした生地のコットンツイルなので、狙いどおり夏にもはけますし、別に今の時期にはいたっておかしくない(秋冬物枠です)。通年使えるアイテムでお得感あります。
私の場合は、テーパードの加減が、裾に向かって急激に細身になっているものが似合うようです(お尻より下はゆるっとしないほうが良い)。試着してみてすごく自分がほっそり見えたので、驚いちゃいました。
2 白×グレーの肉厚カットソージャケット
夏は日よけとして、また今は普通に重ね着して、年中着ているコットンのカーディガンがあります。これも着すぎてへたり気味になってきました。
というわけで後継者探し。結局、カーディガンでなくカットソーのジャケット、と少しずらしたアイテムを選びました。
私はハイゲージのカーディガンはやや苦手です(ジョンスメドレーのようなもの。あるいは、ユニクロのようなもの、と言ってもよい)。どうしてもムチムチした感じになってしまいます。今まで使っていたカーディガンは、やや厚みもあり、シャリっとして落ち感がある編み地で、その点をうまくクリアしてくれていたのですが、なかなか同じようなものがないです。
なので、もうカーディガンよりも得意なジャケットにしちゃえ、と。ジャケットとはいえコットンのカットソー生地なので、あまり堅苦しくなく、かつ自分で洗うこともできます。
実は、秋口に羽織りとして欲しいなーと思っていたアイテム。値段のため躊躇していましたが、セールならアリです。白地にグレーで淡い雪のような地模様が入っていて、上品な雰囲気。
これも秋冬物の位置付けなのですが、白いコットンで春夏に着ることもできそうな色と生地なので、通年使うつもりです(冬に着るには暖かそうな巻物を足した方がいいかな)。
実は、セットアップになるスカートもあったのですが、試着したらウエストが入りませんでした(泣)
いかにも冬らしいアイテムを買ってもよかったんだけど、去年のがまだ全部大丈夫なので、とくに買い替えの必要がありませんでした。
いっぽうで、欲しいと思いつつまだ毛に入れていないアイテムはあります。
・自分に合う白ブラウス
先日、取り寄せてみたのは色合いがイマイチだったので、返品しました。こだわりはじめるとなかなか買えません。でも引き続き探します。
・キャメル色のウールワンピース
欲しいと思っていましたが、これというものを見つけられませんでした。それから、黄色が強いキャメル色がやはり苦手なことも改めて実感。今シーズンの流行でキャメルを目にする機会が多いせいで欲しい気になっていたのかもしれません。いらないということなのかも。
試着時のチェックポイント、ひとつだけ
セールの時期なので、新しいアイテムの試着などしております。で、いいアイテムにあたった時の共通点を認識しました。
着てみたときに、「はっ!」となります。
「はっ!(なにこれ、すらっとして見える!!)」
「はっ!(なんだか顔が明るい!!)」
……といった感じです。
つまりは、それを着たときに自分がいい感じに見えているわけです。さらに、それがはっと驚くほどなら、すでに自分のワードローブにあるものよりもそのアイテムがさらによい、ということ。まさに「当たり」です。
逆に、着てみて「これどうかな〜、家にあるあのアイテムとなら合うかな〜」とか「これとさっき着たもう一つの候補と、どっちがいいかな〜」なんて考えをめぐらせる余地がある場合は、そんなに当たりじゃないとも言える。
はい、どうしてこんな話を書いているかというと、自分によく言い聞かせるためですね!!
当たりじゃないアイテムを買うと、当たりアイテムを買うお金がなくなるぞーー。気をつけよう。
自分に合うブランド探し
ブランドを絞り込めるとすごく労力が減る
パーソナルスタイリストさんから教えてもらって役に立ったことは山ほどありますが、なかでもダイレクトににすごく役立っていることといったら、なんといっても、「自分に合うブランド」をいくつか教えてもらったことです。
(良心的な方なので、「合う」ブランドとは言わず、「似合いやすいアイテムが比較的多い」ブランド、という言い方をされていましたけど。)
理想的にはすべての選択肢のなかから、自分にとって必要なアイテムを選び出せればいいんだろうけど、洋服のブランドはとてもたくさんあるので、全部を見て回ることは難しい。ただ、ある程度自分の傾向に合うとわかっているブランドがいくつかあると、そこを重点的に日ごろからチェックしていればいいので、労力が相当節約できるようになりました。具体的には、以下のような感じ。
- 毎月、新作が出たらとりあえず見に行く。(世の中にこういう楽しみもあったのね。新作が待ち遠しいです。いわゆるファンになりました。)
- セールの情報をいち早く入手する。目星をつけておいたものを実際に買う。(すると、セールのお知らせをもらえるようになって好循環。またお得意様だけの割引なんかもたまにあるので、定価買いのときに適用できる。)
- ヤフオクなど中古でも、これらのブランドを集中的に探す。(これらも数限りなく選択肢がある世界なので、ブランド名で絞り込めるのはすごく便利です。場合によっては「欲しかったけど買い逃しちゃったなあ…」というものが格安で出ていたりします)
- 同じブランドのアイテム同士はコーディネートしやすい。(雰囲気・世界観が共通しているから。当たり前ながら。)
手に入れやすさなどを考慮して、3つくらいにブランドを絞って、服を選ぶようにしています。なお、教えてもらったブランドは、存在は知っていたものの、自分がそこで服を買うとはあまり思っていなかったので(素敵すぎて。ホントよ)、やはり専門家に相談する意味はあるなあ、と思いました。自分に合うものが目に入っても、自分がそれに気づけるとは限らないですね……。
「将来の自分に合いそうなブランド」が楽しい
実際に今の自分が着る服のブランドをある程度絞り込んでおくというのは、このようにとても役に立っているのですが、パーソナルスタイリストさんから教えてもらった話で、また別の意味で面白かったのがあります。
というのは、「将来の自分に合いそうなブランド」です。今はさまざまな理由で(お金とか、立場とか)買う必要はないけど、将来たとえばこんな路線をねらったらいいんじゃない、というのをラグジュアリーなブランドの中から教えてもらいました。これが楽しい。
1.今より出世して偉くなったら、仕事服に……アルマーニ
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こういう服着て会議に出たいよ! 仕事がんばっちゃおうかなあ。
2.歳とって引退して、仕事しないで家にいるようになったら……ヨーガンレール
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カジュアルが素敵って、余裕を感じるよね。いいなあ。
3.リラックスウェアなら……ブルネロクチネリ
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6億円が当たったら、部屋着をブルネロクチネリにできるかな?
いますぐにどうこうではないのですけど、これらのブランドのウェブサイトをときどきのぞいて、自分の手持ちアイテムで真似できないかな、なんて考えたりするだけでも楽しいです。夢があるんだよね~。
それぞれのアイテムは高級ですが、色・デザインともごちゃごちゃさせずに抑え、全体的にソフトな雰囲気、辛口でもないけど甘さもない、というのは、今のスタイルとも共通しています。
冬のシークレットセールが始まってる
この土日あたりから、シークレットセールを始めているお店が多いようですね。
私も、ひいきの某ブランドのネットショップにログインしてみたら、お得意様限定のセール価格が表示されました。
かつて白ブラウスの買い替えを考えていた頃に、良さそうと思ったもののちょっと高くて手が出なかったのが、1万円ほど値下げになっていたので、さっそくまずは取り寄せてみることにしました。似合うといいなあ。
素敵な人をみるといい気分になるよね
近所のショッピングモールの中にあるスターバックスで、とっても素敵なおばあさまを見かけました!
まず目に入ってきたのは、鮮やかなマゼンタのカーディガン。ふわっとしたモヘア素材で温かみがあります。そして色を合わせたマゼンタ色スエードのバレエシューズ。
そこに、ミント色とピンク色の淡い小さな薔薇柄のブラウス、同じく淡い柄の入った白っぽいタイツを合わせ、黒地に白い格子柄のフランネルのミモレ丈フレアスカートでコーディネートを引き締めてらっしゃいました。
御髪は真っ白ですがふわふわとカールしていて、マゼンタのカーディガンとトーンを合わせた鮮やかな赤紫寄りピンクの口紅が、綺麗にマッチしていました。チャーミングなんだよね。
このモールでおしゃれな人を見かけるのは稀なのですが、軽く80歳オーバーとお見受けするおばあさまが、こんなに素敵とは。思わずガン見して、上記のコーディネートを記憶にとどめました。
いま思い出してみて、素敵だと思ったポイントをちょっと書いてみますと、
- 色づかいが、大胆。かつ可憐。まずはマゼンタで目を引きつけるけど、淡い色のブラウスやタイツともリンクさせています。(冬の鮮やか色はほんとにいいですよね)
- それぞれのアイテムの素材感の良さ。モヘア、スエード、フランネルと冬に似つかわしい温かみのある素材を集めてあり、しかも見るからに良いものそう。(季節感とクオリティ)
- それぞれのアイテムが新しくて綺麗。年配の方だと、着ている物も全体に古びていることが多いように思うのですけど、このおばあさまはどれも買ったばかりのように、しみ・しわ一つない綺麗で清潔感のあるものを身につけていらっしゃいました。(このマイナス点のなさ、というのが意外と大事だよね!! それから、古びた服が持ちえないパワー?オーラ?が、今どきの新しい服にはあるとも思いました)
きっと楽しんでおしゃれしているんだろうなあ。元気にお買い物にも出かけたりしているんだろうなあ。どんな人なのかなんて全然わからないんだけど、いいなあ素敵だなあ、とその日一日、私まで楽しい気分になってしまいました。以上。
「この服は何を伝えているの?」という質問
この本を買って読んでみました。結論から言うと、私が知りたかったことが書いてあって、すごく参考になりました。
ニューヨークの人気スタイリストが教える 似合う服がわかれば人生が変わる
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まず、人はお互いに、着ているものから相手がどういう人かを判断するという身もふたもない事実。ほんとに、着るもの(と身だしなみ)は大事だね。
たとえば、近所のスーパーで、レジの列に並んでいる40代半ばくらいの男性を見かけたとしましょう。あなたはほんの数秒のうちに、服装、髪型、身なりなどから、男性の仕事や収入、自分との共通点の有無などを判断しているはずです。(中略)
同じジーンズでも、本当に履き古してくたびれた作業着なのか、それとも入念にダメージ加工した高級品なのか。その人のジーンズ、髪型、シャツは、どんなメッセージを発しているのか。建築家? それともリッチな弁護士? 仕事熱心な野心家? 未来の夫の候補になりそうな人?
まさに「値踏み」されちゃいます! 対男性だけじゃなくて、女性同士でもこれはやりますよね。同じく「身なりに気を使っている人」であっても、「自分の世界があって面白そうな人だな」とか「人目ばかり気にしててつまらなさそうな人だな」とか「うわあここまで典型的な量産型OLスタイルをつらぬくとは逆に見事あなどれぬ」とか。誰もあからさまに口に出さないだけで。かなり微妙な違いだけど、そういう違いって感じ取れますよね。
つまり、朝、なんとなくぼんやりと選んで着てきた服でも、周りの人はその服で、自分の人間性とか魅力とかを判断しているわけです(怖)。だから、何を着るべきかということは、相当よく考える価値がある。こういうことをはっきりと書いてある点で、たいへんためになった。ありがたい本と言えます。
そして、こんなに重要なファッションについての意識を高めるにはどうしたらいいのか、という問いへの答えとして著者はこのように言います。
「これは何を伝えているの?」
これは究極の質問です。身につけるものを手にとるたびに、必ず自分にこの質問をしてください。 (中略)
スーパーのレジの列で見かけた男性のことを思い出してみましょう。彼が履いているジーンズの穴を見ただけで、その意味を一瞬のうちに理解できるはずです。その鋭い観察眼を、今度は自分にも向けてください。あなたまもた、レジの列で並んでいるときに、他の人たちから見られ、判断されているのです。
この部分だけで、この本を読んだ意味があったと思いました。
この質問をもう一歩自分のほうに引き寄せれば、すなわち「私はこれらのアイテムによって周りの人たちに何を伝えたいの?」です。「似合う色」や「似合う形」を突き止めようとするのも、つまりは、よりましなメッセージを伝えるため、だったんだなあ、と。
この周りに伝えるメッセージをより意識的にし、精緻にしていくこと。これが今後の私の課題であると思いました。
コートは何枚?
急に寒くなったので、コートを引っ張りだして着ています。
服を厳選したいと思っているわりに、じつはわたくし、コートをたくさんもっているのですよねえ。
- ライトグレーのウールメルトン地ステンカラー、ロング丈
- ブラックウォッチ柄のキルティング地ダッフル、膝上丈
- ライトグレーのニットダッフル、ハーフ丈
- ブルーとベージュの水玉総柄ウールノーカラー、ロング丈
- ライトブラウンのウール地ユニクロダウン、ハーフ丈
秋冬のコートだけでも5つある!
そして、少し違う用途のものも数えると、さらに増える!!
- ブルーグリーンの麻ステンカラー、膝上丈(スプリングコート)
- ブラックウォッチ柄のゴアテックスジャンパー(アウトドア・雨天用)
- ダークブルーに白水玉柄のポリエステルステンカラー(レインコート)
しかも、こう書き出してみると、自分の好みがものすごく限定されていることに気づきました。無地ならライトグレー、柄物なら青と白の水玉またはブラックウォッチなのか。こんなにかぶっているとは意識してなかったよ。
しかし、今日、この文章を書くのは「多いから減らそう」と言うためじゃありません。「コートは多くたっていいんだー!」と言いたいからです。
(コートが多くてよい理由1)だって、まず、冬は長いですよ。11月から薄手のコートを着始めて、本格的には12月、1月、2月、3月は着るでしょ。4月にはまた薄手のコートを着る。そう考えると6カ月間。一年の半分はコートを着ています。すなわち人生の半分はコートを着ているわけです。そう考えたら、何種類かあったっていいよね。
(コートが多くてよい理由2)それから、コートは着回しがきかない。いちばん外側に着て全身をおおうアイテムだから、その人の印象はほぼすべてコートで決まってしまう。ストールや小物で味付けするにも限度がある。(私は寒がりだから、前を開けてインナーを見せるなんて着方はぜったいにしないよ〜!!)だから、コート自体が違うタイプで何枚かあっていいよね。
まあ、外側に着るからそうそう傷むわけでもないので、少ない枚数のコートで冬を乗り切れるという理屈はじゅうぶん理解はできるのですけど、ファッションのおもしろさ、楽しさという要素を勘定に入れたい私としては、気が進まない。
多いとはいえ、自分のコートのどれも捨てる気はさらさらないです。増えてもいいかな? 綺麗な色のとかね。(危険思想~)
プチプラのスリッポンを買ってみたよ
久しぶりにプチプラ買い物です。
近所のショッピングモールのアースミュージック&エコロジーで、つま先のとがったシルバーのスリッポンを購入。半額になってました。
スニーカーをあまりはかないのですが、ラフにはける靴も必要なので、なにか気に入った履きやすいのがあれば欲しいと思っていたところでした。また、シルバーの靴も欲しいと思っていたところでもあります。この2つのニーズに対応できて、しかも安いのなら買ってもいいかなあ、と決断。つま先がとがり気味でややきれいめに見えるところもプラス材料です。
(靴のプチプラは、ほんとうはあまり気に入らないんだけど。どのくらい履けるかの実験だなあ)
この日は、ブラックウォッチ柄のダッフルコートに黒いタイツとショートブーツと全身ダークな色合いだったのですが、試着で足もとをこのシルバーにしたら、すっきりあか抜けて、びっくり。アクセントとしてはすごく使えそうです。