最初にこの本に会いたかった『横森美奈子の大人の着こなし帖』
着こなしアドバイス本の中では、これを一番はじめに読んだらいいのでは、と大いにオススメな本です。「50歳からの……」とタイトルにありますが、他の年代でもとっても参考になります。
スタイリングの基本をこれでもか!と叩き込んでくれる
なんといっても、誰にでも通用する基本のテクニックにしぼって書かれているところが、良いです。たとえば、
- 基本ルールは、デコルテ、手首、足首見せ。そしてウエストマーク。
- ぴたぴたなサイズは太ってみえる。少し余裕のあるサイズを選ぶときれいに見える。
- 顔の血色をよく見せてくれる色・柄を選ぶ。
- 全身のバランスで着やせするには、Xラインを作る。縦長ラインを作る。高い位置にポイントを置く。
こういった、基本中の基本の事柄にしぼって、しかもアイテムごと(シャツ、スカート、パンツ、ツインニット、デニム、……などなど)に繰り返して丁寧に説明してくれます。しかも写真でビフォーアフターの違いが一目瞭然。いかにもなおばさんルックから、ちょっとしたテクニックでこんなにスマートになるんだー、と目から鱗です。
それから、ここがわたしの好みなのですが、どのブランドの何を買えという話が一切ないこと。いま手持ちのアイテムだけでも、それをどう組み合わせてどう着こなせばスタイルよく見えるか、が学べます。超おすすめ。
なるほどと思ったポイント
本の中から、個人的になるほどと思った点をメモしておきます。
- クロップドパンツで足首を見せる。
- 柄のあるスカートは、柄が目立つのでかえって下半身の太さが気にならない。
- 顔の薄い人のキャラ作りにめがねは効果あり。
- カラータイツはおしゃれに見える費用対効果が抜群。
- ベルト、ストール、ネックレスは必需品。
- アクセサリーは3メートル離れても見えるものでないと意味がない。
- 洋服を選ぶときは、洋服でなく、それを着た自分を見ること。
- 自分を引き立ててくれない服は不要。