着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

重ね着を攻めてみる 平井律子『重ね着でたのしむ ナチュラルスタイル』

 この秋に向けての課題は「重ね着」ということで、さっそく読んでみました。本の中はいかにもゆるゆるとしたシルエットのナチュラル系なのですが、それでも参考になりそうな記述がいくつかありました。

  • 春:ダークカラーが多くても、袖口や襟元に白を見せるだけで軽やかになる
  • 夏:見た目を爽やかにするためには白やベージュが効果的。紺や黒では見た目が重たくなる。
  • ワンピースは、前を開けてローブ風にはおれるものを選ぶと着回しやすい。ボタンよりもひもで結ぶようになっているもののほうが融通がきく。
  • ナチュラルスタイルはAライン、Iライン、Vラインに。「細すぎない」ラインにまとめる。
  • 「細すぎない」ため、靴など足もとにボリュームを出す。
  • 基本色は、ホワイト、ブラウン、ネイビー、グレイ。黒は強すぎる。差し色にパープル、ボルドー、グリーン。
  • 帽子のリボンやソックスに、差し色を使う。
  • 小さい面積の差し色同士も同系色でまとめるとよい。例:黄緑とティール。
  • コーディネートが堅すぎるときに、やわらかい色や素材の小物を合わせる。コーディネートがゆるいときにはハードな素材や濃色の小物を合わせる。
  • アクセサリーはコーディネートをより表情豊かにする。

この方のスタイリングを初めてこの本で見ましたが、基本色を多用しているせいか、大人っぽくあか抜けた印象です。また、ナチュラル系は各アイテムのバランス調整が肝心ですねぇ。だらんとした印象にならないために、他のスタイルよりもその点がシビアに問われそうだと思いました。

 

重ね着でたのしむ ナチュラルスタイル (美人開花シリーズ)

重ね着でたのしむ ナチュラルスタイル (美人開花シリーズ)