着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

身近にいるおしゃれな人のこと

 以前に発言小町のトピを読んで参考になりましたが、職場で会う人にも「この人おしゃれだな」と思う人がいます。どういうポイントでいいなと思うのかを、あらためて考えてみました。

発言小町から「お洒落な人って何が違うんだろう」 - 着るものをどうしたらいいか考える

 

 例その1

まず念頭に思い浮かぶ人は、男性です。年齢は40前後くらいかな? そんなにしょっちゅう会うわけではないのですけど、会うたびにいつもきちんとした印象です。「きちんとした印象」って何なんだろうと掘り下げると、こんな感じ。

  • 服が綺麗。ほころびや毛玉などがなくて、新しそうに見える。よくお手入れされているってこと?
  • 服によぶんなたるみとかしわがない。ぴたっと身体にフィットして見える。これが「サイズが合っている」ってことかな?? 男性だからジャケットやパンツなど、サイズ選びが難しそうなアイテムが多いはずなのに、パンツがだぶだぶ変に波打ってたりなんてことがまったくない気がする。
  • 全体の印象として、あまり派手じゃない。身につけている個々のアイテムについてはあまり印象に残らない。いかにもおしゃれしてますという力みがぜんぜんなくて、でも全体が整って調和しているからすっきりして見える。
  • 個々のアイテムは印象に残らない、のですが、よくあるチョイスではない。たとえば他の人が無難にスーツにしちゃうようなときに、ジャケパンの組み合わせでかつジャケットが柔らかそうなアンコンだったりする。
  • 服だけじゃなくて、本人も清潔感がある。髪の毛とか爪とかがきれいに整えられている。TINTINを現代日本人の大人にしたらこんな感じかなと。
  • 受け答えや物腰など見た目以外もきちんとして信頼できる感じがただよっている。実際に仕事もちゃんとしてくださる方であります。

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スペシャルゲストTINTIN氏。服にしわあった。身体の動きでできたのかしら?)

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 例その2

もう一人は女性。この人は40歳代後半くらいかな。この方も毎日会うわけじゃないんだけど、お見かけするたびにいかにも彼女らしい雰囲気をかもしだしていて、注目してしまいます。なので会うのが楽しみ。

  • 派手じゃないんだけど凝ったディテールのアイテムをいつも身につけている。遠目にはふつうな感じだけど、近づいてみると素材感や柄がおもしろい。色も微妙なニュアンスのある色を選んでいる。だけど、洋服に興味がない人には、特段なんとも思われていないんじゃないかという気がします。そんな微妙さ加減であります。
  • しかもそれらのアイテムをどこで買っているのか、ブランドなどがさっぱりわからない。よくあるわかりやすいアイテムは全然持っていない。「今これが流行っている」というものも全然持ってない(「どこで買ってるんですか?」と聞いてしまうと楽しみが失われるので、当面は聞かないようにしているのです)。
  • メイクも派手じゃないけど、いつもきちんとしている。目元に朱色とかの珍しい色を入れていたりするけど、全体として見てぜんぜんおかしな感じはしない。
  • この方も、服がいつも綺麗。タイツに毛玉とか絶対にない感じ。
  • 言葉の語尾まで明瞭に話す人。で、ときどきユーモアがあって面白い。けどプライベートが謎(そういう話題をあまりしない)。どんな人なのかなー、ともう少し知りたくなってしまう。

 

 

こうやってあらためて、その人たちのことを思い出して書き出していると、それだけでよい気分になって、楽しいですね。おしゃれは周りをも幸せにするね!

また、その人の人柄と見た目が切り離せないという印象もあります。二人とも見た目以外の部分もきちんとして良い雰囲気を漂わせてる。外側と内側とどっちが先なのかはよくわからないです……。

それから、お二人とも、いわゆる美男美女だったり抜群にスタイルがいいというわけでもない。そういう点ではごく標準的な人たちです。でも素敵。こういうこととおしゃれとは、まったく別概念なんだなとよくわかります。