着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

小物は偉大

小物を制する者がおしゃれを制する、などとよく言われますが、正直よくわからないところがありました。

しかし、しばらくやってみると、トップス、ボトムスといったいわゆる「服」はベースになるものがある程度の数そろっていればまあまあ日々の着回しをやっていけるのだな、と気がつきました。むしろ、その「白ごはん」のような服の上に、ベルト、ネックレス、ピアス、靴、カバン、ストール、靴下、マフラー、手袋などなど、いろんなテイストの小物をトッピングすることで、ぱっと見の雰囲気をがらっと変えることができる。白ごはんの上に、ある日は納豆、ある日はのりたまふりかけ、ある日は生卵、ある日はお漬け物、を乗っけて、さらにある日は親子丼、天丼、カレーライスにして、まったく違う味で食べることができるのと同じようなことです。それに、実際、着て出かけるとわかるのですが、他の人も、服よりも小物に目が行くようです。「そのピアスいいね」と言われることの方が「そのスカートいいね」と言われることよりずっと多いはず。面積は相当違うのに。

しかも、服は、何年か経つとどうしても流行遅れで古くさくなってしまいますが、小物はそういったことがない。たとえば、自分の顔色に映えるストールなら、いろんな形に結んでいつまでも使うことができます。しかも小物は収納時にも場所をとらないのもありがたい。

自分のワードローブを見直しても、ストールとアクセサリーは20年ものがいくつか出てきます。とくに高価なものでもないのだけれども、自分の持ち味と好みに合ったアイテムをいつまでも使い続けられるのはうれしい。

人から何かプレゼントしてもらえる機会があったら、小物をリクエストすると、いつまでも持ち続けられ、記念になって、いいかもしれないですね。