着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

おしゃれに罪悪感がある人のこと

おしゃれにうつつを抜かすのを、まるでいけないことのように言う人にときどき出会います。まあ、生活が破綻するほどやるのはどうかとは思うけど、自分のお金で好きなことして何が悪い、と私は思うので、その考えには少しも納得いかないです。好きなことにうつつくらい抜かさないと、何のための人生だ。

それから、自分の親がそういうことを言う人だったせいで今でもおしゃれすることに罪悪感がある、という人にも会います。すでに乗り越えたという人もある程度いるから、それも含めたら数としてそんなに珍しくない。ひょっとしたら世の中の半分くらいは多かれ少なかれそういう人かもしれない。あまり楽しい話ではないからご本人たちも多くは語らないけど。

そんなことを思ってたときに、たまたま下のリンク先の小町のトピを読んで、なんだか考え込んでしまいました。「楽しむことは罪」ってさあ……、こんな価値観を持たされてしまったら生きるのが無駄に辛くなって当然だよ。そんな呪縛は振り払っていいと思う。

身だしなみに無頓着な母に育てられた女性の現在は? : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

身だしなみやおしゃれに気を配ることは、すなわち自分と周りを慈しんで大切にすること。

このトピを読むと、逆にそのことが浮かび上がってきます。

 

断捨離とか「10着しかもたない」とかについても、やりすぎるとこの罪悪感に通底するものを感じて、最近は距離を置いています。

人間が築いてきた衣生活の文化は豊饒であり、楽しまれるものである。この基本からははずれないようにしたい。