服ってわりとごまかしがきく。それよりも……
このブログでは、ほとんど「どういった服を選んで着ればいいのか」について書いてきました。が、この頃思うのが「服はわりと適当でいいのでは?」ということです。
服って、袖をまくったり、ボタンの留め方を変えたり、ベルトを締める位置を変えたり、上から他のものを羽織ったり、など「着こなし」でごまかせてしまう部分がけっこう大きい。さらに、適当なアクセサリーや小物を補ってバランスを取ってやってもいいわけです。
これらのテクニックを使って重心の位置を変えたり、縦のラインを作ったりすれば、体形をカバーしてそこそこすっきりした見た目はなんとかでっち上げて作れます。
そのため、人に会う格好・見た目を考えるうえでは、服よりももっと気を使ったりお金や手をかけたほうがいいクリティカルな部分として、他の要素に関心が向くようになってきました。
首から上を大事にしないと即死
まずはなんといっても「首から上」。
- ヘアスタイル
- メイク
- めがね
これらがイマイチだと、服にどんなに気を使っても台無しになる。そう思います。
たとえば、全身の服のコーディネートをばしっと決めているのに、髪がぼさぼさ大爆発だったら目も当てられない。「いったい何がどうしちゃったんだろう?」と、知らない人でも事情が気になっちゃいます。
メイクも同様。全身コーデをきめていても、ノーメイクだと貧相で残念ですし、ケバケバのど派手メイクだったらギョッとしちゃいます(すごくどうでもいい話ですが、職場の食堂に、昼間から夜向けメイクで現れる女性がいるので気になる……「あのアイメイクの濃い人」で他の人にも通じてしまう……そんな人がいます)。
そして、めがね。まさに「めがねは顔の一部」ですから。変なのをかけてたら、どういう服を着ているかなんてまったく記憶に残らないほど強烈なインパクトがあります。
逆に、「ヘアスタイル・メイク・めがね」にそこそこ気を使って素敵な感じに整えられていれば、来ているものが着古して色落ちしまくってよれよれのTシャツとデニムだったとしても、「今日はリラックスした日なのね」で納得してもらえそう。
さらに、「ヘアスタイル・メイク・めがね」が相当いけていれば、服はどんなによれよれでも、時代に遅れまくりでも、とりあえずはそこそこ美人にも見えちゃう。たとえ、だらしな美人、ださださ美人、貧乏美人、ではあっても、素材は綺麗な人と思われるはず。
(服はちょいダサくらいのほうが、かえって男性にはもてる、なんて話もあるくらいだしね!)
高級感を出す部分
このように、首から上の「ヘアスタイル・メイク・めがね」が整っていれば、最低限は格好がつきます。そして、その次に詰めておくべき箇所は、
- 靴
- バッグ
だと思います。
これも想像してみてほしいですが、たとえ、服がよれよれでも、ぶっとんでいても、靴とバッグが素敵だったら、これまた「今日はリラックスした日なのね」「今日は遊んでみた日なのね」で納得できてしまうのではないでしょうか。
「全身プチプラにハイブランドのバッグを持つ」というのが、まさにこの路線。「服装にはあまりかまってないんだけどねー(でも私リッチなんだよねー)」みたいな風情も出せるかも。
靴とバッグが素敵だと、つまりは存在に品格が出ると思います。はやっていておしゃれ、高級路線、お手入れが行き届いていて丁寧、等と、いくつか路線は分かれるものの、服がよれよれだったとしてもそれは今日はたまたま「世を忍ぶ仮の姿」で、本当の姿はたぶん素敵なんだろうなと思ってもらえそう。
逆に、全身コーデをキメキメにしているのに、靴とバッグが、傷んで薄汚れて、場違いなものだったら(便所スリッパとか……、小学生時代から使ってる手提げカバンとか……)、まるで台無しです。
靴とバッグがチープだと、どうしても全体の印象がチープになってしまうんだよね。不思議ですが、 たとえば雑誌の付録のバッグなんて持っちゃうと何をどうやっても格好つかない。服を高級なものにしても、なぜか靴とバッグのチープさはカバーできないです(いやほんと、なぜだろう)。
まとめ
つらつら書いてきましたが、そんなわけで、まず気を使うべきはこの順番。
- ヘアスタイル
- メイク
- めがね
- 靴
- バッグ
これらはごまかしがきかない。
これらを十分整えたその後にようやく、トップスだのボトムスだのといった服を考えるくらいでも大丈夫ではないかと思います。
★なお、 今回の話の前半部分はこの記事でも書いてました。後半の靴とバッグは最近思い始めたことです。こっちの記事には、じゃあ服はどういう役割があるのかっていうとつまりは、「キャラ設定」なんじゃないの、という話も書いてます。