着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

「おしゃれは足元から」の意味がわからぬ

どんな服装をしようかなと考える際に、世間に流布しているアドバイスのような言葉がありますが、よく考えると意味がわからないものが結構あります(例えば、「ファッションは自由だ」とか、「ファッションなんて自己満足だ」とかね。いままで何度か書きましたのでご参照くださいまし)。

今回タイトルにあげた「おしゃれは足元から」も、意味がわかるようでわからない言葉です。初めは、初心者段階を脱すればおのずと意味がわかるようになるのかなー、と楽観的に考えていましたが、何年たっても私にはわからないまま。

 

逆に、もしこれが「おしゃれは足元から」じゃなくて「おしゃれは足元まで」だったら、かなり納得がいく考え方だったりします。

初心者のうちは、トップスとボトムスに構うのに精一杯で、ソックスや靴がいいかげんになっちゃうというのは、非常によくありがちな状態です。それは、自分のワードローブのメインアイテムがある程度固まってからじゃないと、小物にどういったものを持ってくるべきかも決めにくいからね。しばらくそういう状態におちいるのは当たり前でもあります。

その状態でしばらくやってみて、「自分はこういう方針で行こう」と軸が見えてきたところでようやく、どんな靴やタイツ・ソックスなどを付け加えていこうかな、と考える余裕がやっとできてきます。実際、足元がおしゃれな人はたいてい、そこから上もバランスが良いですよね。

それから、もう一つの理由。靴選びには、服を選ぶのとはまた違う難しさがあると思います。まずサイズが0.5ミリ違いでも大違い。そしてサイズの数字だけ合わせても、幅やヒールの高さなどの問題で必ずしも自分が履けるとは限らない。靴の種類(スニーカー、パンプス、ブーツ、サンダル)とそれぞれ行き先と使用時期が限定される。品質の良し悪しが見た目にはっきり出てしまうので、あまり妥協ができない。そして、全身のコーディネートの中でもとくに目立つ場所にある、などなど。

 

 

靴だけでもこんなに大変なのに、ここにさらにソックスやタイツを合わせることを考えると、もうそれだけで頭の中がいっぱいになってしまいます。

そんなわけで、「おしゃれは足元まで気を配ってやっと脱・初心者」だというならよくわかります。けど、「おしゃれは足元から」なんて言われてしまうと、異様にハードルが高くて、もう始める前から挫折確定じゃん。誰が言い出したんだよこんなこと。

 

結論としては、足元のおしゃれは難しいよー。であります。 

 

 

追記: もう一つの可能性としては、靴に泥がついたままだったり、シューキーパーを入れないせいで型崩れしちゃったままだったり、といった、スタートラインに立つ前にこの程度は最低限なんとかしようよ、という段階を指しているという可能性もあるといえばありますね。とはいえ、まさかここまで手前の段階の話ではないように思いますが、どうなんだろう???

 

靴磨きの男性のイラスト

靴磨きは基本中の基本!