着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

スタイルは甘口辛口だけじゃないぞ

「甘辛ミックスコーデ」とか「微糖派」などと言われるように、ファッションのスタイルを甘と辛に分類するという習慣があると思います。たとえばこんな記事はそうだよね。→そのファッション、甘口すぎてボヤけてない? 大人女子のピリっと締める甘辛ミックスの法則

今になって振り返ってみてわかったことですが、この分類に惑わされていくつも失敗したわー、と思います。

今になって思うと、私は甘口も辛口も似合わないタイプです。

さっき例にあげた記事なら「ふんわり」「かわいらしい」が甘口で、「エッジィ」「メンズライク」「ライダースジャケット」が辛口に当たるのでしょうけど、私はこれらがどれも似合わない人間であります。

「ふんわり」「かわいらしい」だとぼんやりしたりあか抜けなくなったりし、「エッジィ」「メンズライク」「ライダースジャケット」といったものには負けちゃうタイプ。

言葉で表現するなら、すっきりしてソフトで控えめ、といった路線が似合うのですが、これって甘くも辛くもないよね。強いて味にたとえて言えば「無味」「薄味」になるのかなあ?

ファッション誌の言うことだけを聞いていると、世の中には「甘口」「辛口」「甘辛ミックス」しか存在しないように見えていたんだけど、そういうことではなかったです。味の世界にだって醤油味やバターコンソメ味やのり塩味などがあるように、ファッションスタイルにももっと多様な他の路線、他の軸、他の道がありました。

いやはや、そんなことすらわからない人間だったせいで、似合わないアイテムに無駄にお金を費やしてきました。他にもそういう方がいらっしゃるかもしれないので、何かのお役に立てればというつもりで書いておきます。