着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

春物で似合う色をあらためて認識

まさに三寒四温、暖かくなったり寒くなったりの変化が激しい時期です。冬の間はダークな色に手が伸びましたが、日差しが明るくなってくるとなぜか明るい色が着たくなりますよね。

私も、せめて色だけでも春らしいものにしようと、冬の間はそれほど登場させなかった白いブラウスやライトグレーのカーディガンを着始めたところ、すっごく顔映りが良い! パーソナルカラー診断でもサマータイプと言われているので、明るい淡い色が似合うのは前から承知していたのですが、こうもはっきり違いが出るとは。「冬の間はいったい何だったんだー」という気分になっちゃうぐらいです。

そして、毎日撮りためている自撮りコーディネートを見直してみると、白っぽい色が顔映りがいいのに加えて、あまり色を多用しないほうがいいのもわかりました。ワントーンコーデじゃ単調になるかと思っていたのですけど、むしろワントーンでかつベーシックカラーくらいのほうが自分には良いみたいです。白とライトベージュのワントーン、ライトグレーとグレーのワントーン、サックスブルーからブルーへのワントーン、そんな感じが結構はまってます。

私は、このようにあらためて服のことを考えるのに興味が出る以前は、わりといろいろな色を使うのが好きだったのです。パウル・クレーの絵みたいな。が、そういう楽しげなにぎやかな雰囲気が自分にはそんなに似合わないんだなあ。たしかにおとなしい地味な人間であり見た目も薄いので、よくよく理性を働かせて考えれば、ベーシックカラーのワントーンコーデで静かに控えめに装っているのが身の丈に合っているかもしれないです。自分で考える自分と客観的に見た自分とは、ほんとに違うものですねー。

最近、図書館で内田彩仍さんの本を見ました。彼女のスタイルはナチュラルすぎ、甘すぎで、あまり自分には参考にならないとずっと思っていました。が、色使いという観点から見ると彼女は相当ストイックで、リネンベージュ・白・黒くらいに絞り込んでいる。それでも寂しいという感じにはならず、レースやフリルなどの装飾や、様々な素材の組み合わせなどで素敵な雰囲気を出していると思います。私とはやや路線は違うとはいえ、色使いを控えめにしてもよい雰囲気を作り出せるという点で、参考にしたい。

 

来年度の目標は、「色使いを控えめに。でも素敵にする方法を探る」にしようと思います。

 

内田彩仍さんスタイルはたとえばこちら(↓)。部屋の中に人がいる、と考えたときにはこのくらい色使いを抑えてもかえって調和がとれるかもしれないね。

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