着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

パーソナルカラー診断を受けたけど、あまり役に立たなかった話

着るものをどうしたら、と考え始めたときに、手始めにパーソナルカラー診断を受けてみました。が、思ったほど効果がなかったように思っています。

服は色だけでできていない

診断を受けた後はしばらく、自分のタイプ(私の場合はサマータイプでした)の色のアイテムを新たに買ってみたり、手持ちの服のなかから合わない色の物を処分したりして楽しんでいましたが、やっているうちにどうもしっくりこないという気持ちになってきました。……というのは、服は色だけでできているものじゃないですからね。似合う色があるのと同じくらいには、似合う形、似合う素材もある。でもパーソナルカラー診断ではそこまではわかりません。

つまりはこれだけでは似合う服を選ぶことはできないのです。パーソナルカラーだけで対応できるとしたら、メイクや髪の色を決めるとき、あとはストールを選ぶときくらいではないでしょうか(ストールだってきちんと考えれば素材や柄の問題がある)。

色とファッションのスタイルはそんなにリンクするか?

診断を受けた後にも、もう少し詳しく知りたいと思って、ネット上の記事や本を読んで調べてもみました。するとこういう説明がついていることがよくあるのですよね。

サマータイプは、上品で清楚な印象の方が多く、清潔感のある女性らしい雰囲気を持っているのが特徴です。パステルカラーやニュアンスのある中間色が似合います。柔らかな色や素材で、フェミニンな魅力を引き出しましょう。崩しすぎない品のあるコーディネートがおすすめです。 

 パーソナルカラー診断 サマー(夏)タイプ 女性編 [カラーコーディネート] All About

しかし、これってどうなんだろう。サマータイプのような淡い色が似合う人だからって、「上品で清楚」な雰囲気とは限らないんじゃないでしょうか。雰囲気作りには本人のキャラや体格、それに「こういう雰囲気に見せたい」という志向だって大いに影響するはずなのに、そのへんは無視というのでは、あまりに大雑把で納得できません。

結局その後は……

というわけでまったくあきたらず、数ヶ月して、パーソナルスタイリストのサービスを依頼することになります。その話はまた別に書くつもりですが、上にあげたような疑問はそこでやっと解決できました。そのときにカラー診断もいっしょにやってもらえたので、今から思えば、わざわざパーソナルカラー診断だけを受けに行かなくてもよかったなあ、というのが正直な感想です。せめてもっと安いところにしておけばよかったな。