着るものをどうしたらいいか考える

着るのは楽しいけど、考えるのはもっと楽しい。

クローゼットから処分したもの

本格的に夏物を着はじめるこのタイミングで、クローゼットの整理をしました。いままでの数回の整理をかいくぐって生き残ってきたアイテムからも、今回はいくつか処分しています。反省をかねて記録しておきます。

 

柄物のトップス

顔周りに柄がくるジャケットやブラウスを処分しました。遠目には無地に見えるような淡い柄のものは大丈夫なのですが、コントラストが強い柄物に対しては違和感を覚えるようになってきました。かつてはお気に入りだったアイテムで、どれも柄そのものは嫌いではない(というか、むしろ好きで買ったものばかり)のですが、自分が着てどうかと考えると「もっと合うものがある」という答えにならざるをえません。

買い取りに出したら額もそれなりで、ほっとしました。似合う人のもとに行って第三の人生(ヤフオクで買ったものなので、第二の人生がうちでした)を歩んでおくれ。

 

青緑色のアイテム

青系は全般的にかなり得意なほうですが、それだけに手持ちのアイテムも多いです。そうすると黄味がかっていたりくすんでいたりしがちな青緑色(ターコイズとかティールとか)にあまり手が伸びなくなりました(なぜか緑色はまた別腹。ウィンター系のはっきりした緑は結構いけます。色って微妙だよねー不思議ですねー)。他のアイテムが増えてきたので、無理に着なくてよいとしました。

パーソナルカラー診断については、「あまりとらわれ過ぎるな」という話が最近はやっていますが、さらに一周回ってくると、やはり顔映りの良い色だと自分が良く見えるというのも実感します。厳選するなら苦手な色よりは自分の得意な色を選ぶのが得だと思います。というわけで、このごろはパーソナルカラーをかなり意識するようにしています。

 

くすんだ色のストール類

ヤフオクで安く買ったファリエロサルティのストールを持っていました。サックスブルーと言えなくもない色でしたが、やや緑がかってくすんでおり、どうしても澄んだ色のストールに比べて顔色がどんよりと見えてしまいます。ネットだとそこまで微妙な色のニュアンスが分からなかったです。肌触りはとてもいいんだけど、結局は登場機会があまりないので、出しました。

他にも「便利そう」と思って買ったストールで、結局あまり活用できなかったくすんだ色のものを処分。

 

50cm角くらいの小さいスカーフ

今わりと流行っているアイテムですが、首の回りにきゅっと小さくスカーフを巻く、ということを結局あまりしませんでした。70-80cm角くらいのサイズじゃないとほぼ使わない。ずーっと昔から持っているスカーフもあったのですが、ついに処分。

これが似合わないのは自分がストレートタイプだからだよね、と、今ごろになって気がつきました。少し前にはやったボリュームのあるストールをぐるんぐるん巻くのも不得手でしたが(ただのむち打ちの人になってました)、これも同じ理由と思われます。

 

ヤフオク・メルカリなどでの失敗

はい、またこれ来ましたー。上に記した項目とも重複しています。

サイズのバリエーションがある服と靴については、この方法で100%満足できるものを入手するのは難しいですね。とはいえ、いろいろなものを安く試してみる、という意味で自分の肥やしにはなっているはず(……と思いたい)。

つまりは、自分のストライクゾーンがかなり絞り込まれてきた、ということでもあるので、そろそろあれこれ好奇心で試してみる面をセーブしてもいいのかもしれない、と思います(……と書くのは何度目なんだろう)。

 

着古した基本アイテム

着るものに気をつけはじめてから数年、よく活躍してくれたアイテムの中から次に交替させるべきものが出てきました。グレーの綿パンツ、ネイビーのスカート、麻のベージュのジャケットなどです。ほんとにしょっちゅう登場する機会があった基本アイテムは、5年と言わず3年くらいでくたびれ感が出てきますね。これらは「じゅうぶん使ってあげられた」という満足感とともにお別れであります。

 

ユニクロのワゴンの中で激安になっていて部屋着用に買ったもの

ユニクロにうっかり立ち寄ってうっかり何かを買ってしまうという事案は相当減ってきたのですが、以前から持っていて「寝巻がわりにしよう」と思って取って置いた490円くらいのアイテムをいくつか捨てました。寝巻用はそれはそれでよく着るアイテムというのが別にあるんですよね。結局「買ったけど全然着てないからたまに家でもこれを着てみよう」とむりやり何度か着ましたが、ほおっておくとそのままなので、たいして傷んでもいないんですが、もう捨てました。こういうのはほんと買っちゃダメですね。

人からなぜかもらってしまったけどいまいち好みに合わなくて(そりゃそうだ)、家の中で着ればいいやと思ってとっておいたアイテムも、これといっしょに捨てました。自分でいいと思って買った服じゃないと、ほんとに結局着ないです。

 

 入れ替えは必要だよね

 

 

 ★同じような記事は過去にも何度も何度も何度も書いてます。進歩してると思いたい……(泣)。

 

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実際に着るかどうかは着ごこちに左右される

そういえば、今まで一度も話題にしていませんでしたが、「着ごこち」の良し悪しは、実際にその服をしょっちゅう着るかどうかにとても影響があると思います。

自分がどうしているかを考えてみても、色や形は気に入っていたとしても、肌触りが悪いからイヤとか、暑く(寒く)感じる生地だからイヤとか、着ていてなんだか疲れるからイヤとか、そういう理由であるアイテムを避けて着ないことが時々あります。

新しいアイテムを買う際にも、同じような見た目の候補がいくつかあるとして、「これは安くて見た目も気に入ったけど、その分肌触りが悪いんだろうなあ…」と考えて避けてしまうこともあります。実際には何度か着てみないと判断がつかないことも多いですが、質の良いブランドの品を選びたくなる理由の中には、そういう安心感を買うという部分もあります。

他の人からはまったくわからない部分なので、本人さえ気にしなければ本当にどうでもいい要素です。でも、着るものを通じて自分自身が良い気分になりたいとすれば、これこそが最も重要なことかもしれないと思います。

ファッションモデルのイラスト(女性)服選びにいちばん大事な条件だったりして

こんなカプセルワードローブ作ってみたい

自分のスタイルとはちょっと違う路線ではありますが、こんなカプセルワードローブなら素敵だなーと思います。

もし「10着しか持たない」ならこんな感じを意識してみたい。

http://pst.postris.com/posts/37146_137415870_l.jpg

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実際に自分で着るとしたら雰囲気をあと二、三段階は色味をソフトにしなければなりませんが、ごちゃごちゃしないところ、カジュアルすぎないところ、品があるところ、ハード過ぎないところ、トレンド重視でないところ、パッと目を引く目立つアイテムを使わず全体に色味を控えめにまとめているところ、などが、好きなスタイルです。

自分に寄せるには、と具体的に考えてみると、

  • コート、ジャケット、タイトスカート、ロングカーディガン、スキニー、が真っ黒なのをもっと明るい色(たとえばミディアムグレー、ブルーグレーくらい)に変える。
  • 大小のバッグ、ヒール靴、ロングブーツ、マフラー、手袋を茶色でそろえているのを、ブルーベースの色(たとえば、グレー、シルバー、黄色過ぎないベージュ、ボルドー、など)に変える。面積が小さいものは黒でもいいかも。
  • 腕時計、ベルト、サングラスの金具がゴールドなのを、シルバーに変える。
  • グレーのタンクトップとストールはこのままでもいいけど、他のアイテムにグレーが多くなっているので他の色(ライトブルーやオフホワイトなど)に変えてもいいかも。
  • 暗い色を明るめにしたり茶系をグレー・青系に置き換えたりした分、色でのメリハリがだいぶ弱くなるので、その代わりにアクセサリーやスカーフなど小物を足して変化をつける。その際、小物はこれらの服ほどコンサバなものでなく、ちょっと遊びを入れてもいい。
  • 大小のバッグについては、ここまでコンサバなものじゃないほうが好き。もっとモダンな雰囲気のものにしたいです。

くらいでしょうか。

色以外の形や素材などは、このままでも着られそう。なにより個々のアイテムの選び方が上品で高級感があり、仕事服としてすぐ使えそうな気がします。

 

★ほかの人のカプセルワードローブの組み方を見て、自分用にカスタムしてみる妄想は楽しいので、今までにもときどきやってます。自分の好みが一定しているのはいいとして、実際に自分が着るよりもやや堅い雰囲気のものを選んでしまう癖があるなあ、と。

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aarikkaの木のアクセサリー買いました

 

フィンランドのaarikkaのサイトから、アクセサリーをいくつか買いました。

www.aarikka.com

 

アクセはもちろんのこと、このモデルさんが着ている服も私がめざしているスタイルに近いであります! 参考にしよう。

 

木を使った温かみのある、かつモダンな印象のアクセサリーが豊富で、大好きです。はじめて買ったのは15年ほど前、ときどきのぞいていた家具屋さんにあったのを見つけたのがきっかけでした。当時買ったものも今までずっと現役で気に入って使っています。気に入ったものをずーっと使い続けることが可能なのがアクセサリーのいいところ。こういう小さい面積で差し色として取り入れるのもいいし、自分のカラーパレットに合わせてなじませる色で取り入れてもいいですね。

日本のセレクトショップでもたまにaarikkaのものを置いてあるのを見かけますが、あまり種類がないんですよね。直接注文すると日本で売られている値段の半額近くで買えます。が、1回の送料で20ユーロかかるので、欲しいものをいくつかためてから、注文するようにしています。

 

昨日届いたところですが、まだもったいなくて眺めるだけにしています。

どれから使おうかなー。

 

夏服への入れ替えを2段階に分けてみた

連休中に、冬物をしまい、夏服を出しました。

ちょっと気が早いかも…とは思いつつも、真夏の服まで全部だしました。まだちょっと寒いんですが、新鮮なので半袖やノースリーブを着たくなっちゃいます。

今年は、GWの連休中(今回)とその前の3月の、2回に分けて衣替えを行ってみました。何をどうしたかをまとめると以下のようになります。

 http://4.bp.blogspot.com/-LIat5RI6bKk/UhWCabBCqQI/AAAAAAAAXdQ/K6221OMHdA0/s800/koromagae_hansode.pngどう見ても「ころもがえ」です。誤解なし!

前回3月の衣替え

①秋冬物のうち、いかにも冬な雰囲気の(ダークな色のもの、起毛素材のもの)をしまう

②明るい色で起毛していない素材のものはそのままにしておく

③長袖・七分袖の春~夏服を出す

 

今回5月初めの衣替え

④上記の②をしまう

⑤裏地のあるジャケット、コートなどをしまう

⑥真夏用のもの(ノースリーブなど)も含めて、しまっておいた夏物を全部出す

 

 いままでは、一度で服の入れ替えを行おうとして寒かったり暑すぎたり、どこかに無理が来ていました。

このように2回にわけると、春先の気温変化にも対応しやすかったです。

 

 

冬物から夏物への入れ替えについては、前にも書いています。

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そこまで「おしゃれ」したいわけじゃなかった件

着るものをどうしようと考えるときに、「ファッション」とか「おしゃれ」っていう言葉を漠然と使ってますが、言葉の意味をよく考えると「ファッション=流行」だし「おしゃれ=服装や化粧などを洗練したものにしようと気を配ることおしゃれ【御洒落】の意味 - goo国語辞書、なんだそうです。

そう考えると、私は流行アイテムで全身固めたいと思う人間ではないから、そこまでファッションに関心があるわけじゃないと言える。

洗練された身なりになりたいっていう気持ちはたしかにあるけど、それに対して今実際に自分がしているほどお金や労力をかけたいかというと、別にそこまでしなくていいかなと思います。つまりは、そんなに「おしゃれしたい」わけでもなかったです。

じゃあ、こんなブログを書いたりしていったい何をあれこれ考えているのかというと、服には、私自分が有利になるように役に立ってもらいたい、という期待があります。実益。現世利益。

状況に合わせたある服を着ることによって、例えば、「この人に仕事を任せておけば大丈夫」とか「この人はそんなに悪い人じゃないよ」とか「この人と話したらきっと面白いよ」とか「この人の言ってることは聞いておかないとまずいかも」等々、といった雰囲気を、周囲の人に対して与えてほしいです。

えげつないことをあからさまに書いてしまえば、服によって「人間関係のヒエラルキーの上位に行きたい」という気持ちだって、確実にあります。

それなりの時間やお金をかけているんだから、このくらいは役に立ってほしいでありますよ。せめて、「趣味兼実益」くらいの位置づけにはなるようにしておきたい。逆に言えば、役に立ってくれるのならば、ワードローブが10着だろうが1000着だろうがどっちでも構わないし、プチプラだろうがハイブラだろうが、1回しか着ないで捨てる服があったって別に構わないです。

いっぽうで、「似合う」「自分らしい」は、より効果的に服に役に立ってもらうためには外すべきでないポイントかもしれないと思います。服は買い替えることでどうとでも変えられるけれど、自分自身という中の人を入れ替えることはできないから、そこにはおのずから制限が出てくるはず。

そして、自分が人にどういう印象を与えるかが大事なので、私はあくまで他者志向です。「自分が満足できればいい」のなら、いつでもゆるゆるした楽な服装していれば済む話です。自分がどんな格好しているかなんて、写真や鏡を使わなければ自分の目で見ることさえできないわけですよ。自分のためだけを考えるなら着ごこち以外はどうでもよいことになる。だから服装は「人から見られて評価されてなんぼ」の世界だと思います。

 

いま急にこの話を書く理由がとりたててあったわけじゃないのですけど、自分がどこに行きたいのかを見失わないように、いったん書いておきます。「おしゃれって思われるためにおしゃれする」なんて、まるでやる気がないです。

 

よく考えたら、今回の話に近いことはいままでにも時々書いていました。

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セットアップはコーデが楽!!! さらに利点もあるという話

ごく最近になって気づいたことですが、セットアップってコーディネートがすっごく楽なんですね!!!

(ハイ、いつも当たり前な話にいちいち驚いている当ブログであります)

 

セットアップと言ってもいいし、スーツあるいはツーピースなどと言ってもいいです。つまりはトップスとボトムスがセットになっている服のこと。

職場は、スーツ着用必須になる場面がほぼない(年に1~2度あるかないか)環境なので、いままで上下セットで着ることがほとんどありませんでした。むしろセットで着ると堅苦しくなりすぎるんでは、などと考えて、わざとバラバラにして、メンズで言うところのジャケパンスタイルで着ていたくらいです。

きれいなスーツを着た女性会社員のイラストセットアップの威力を見た!!!

 

それが、たまたまふと「たまにセットで着てみるか」と思いついて着てみたところ……、

  1. まずコーディネートがすごく楽。上下がもともと合うようにできているので、当たり前ですが、あとはインナーをプラスするくらいで完成します。小物も映えるから選びがいがあります。
  2. そして、なんといっても職場でちゃんとして見えること。スーツといっても就活用みたいなクッソ真面目なものではないのですが、それでもセットにしているとバラバラに着たときよりも、ちゃんとして仕事モードに見えます。いわゆるスーツじゃなくても、ブラウスとスカートのセットみたいなものでもきちんとした雰囲気をアップする効果があります。

 

コーディネートが楽なアイテムといえば、まずはワンピースを考えますが、セットアップには同じ効果があるし、さらに別々に着ることもできるという良さもあります。

これからはもうちょっとスーツを着る日を増やそうか…と考え中です。

 

今ごろトレンチコートを買いました

猫も杓子も着ているトレンチコート、そろそろブームも下火のこのタイミングで、買ってしまいました。

http://4.bp.blogspot.com/--SnAo60pxUA/VSufPr3wArI/AAAAAAAAs4k/JOJWuKzDJRM/s800/job_spy.pngこういうハードな着こなしが似合わないタイプなので悩みます。

 

ネイビー、ハーフ丈で裏地なしの軽いもの。

肩章もなく、あっさりしたデザイン。

生地は薄めですが、密な織りでハリがある。

ベルトを締めないで羽織ったら、トレンチというよりピーコート。

 

着始めたら、便利で手放せなくなりました。

色と形がまじめなので、通勤時に何も考えずに着ていけます。

着心地が軽くて楽。

ハーフ丈はボリュームがあまりないので、構えずに着られてハードな雰囲気になりにくい。さらに襟をガバッと左右に開かず、閉じて着てます。

基本ビジネス用なので、中にジャケットを着ていてもちゃんと肩が収まるサイズ感。

いちおう雨も風も通さない特殊素材なので、レインコート代わりにも。

重いかなと思ったけど、春用の白っぽいストールと合わせれば、春らしい若々しい雰囲気。丈が短いからボトムスを明るくしてもいい。

 

春らしいベージュ色にすることも考えたのですが、春の白っぽいベージュは秋には合いにくいかもしれないのでやめました。

秋に売り出されるベージュのトレンチはもっと濃い色をしているし、それだと色が私のワードローブに合いにくい。

 

買ってみて思い出したんですけど、20年くらい前の若かりしころにも同じようなハーフ丈のネイビーのトレンチを着てました。当時の彼氏が「こんなの似合うんじゃない」と選んでくれたもの。そのころもしょっちゅう着ていたなー、と懐かしいです。

見つけた時も「あ、これだ」とほとんど迷わずに選んでしまったので、なんかこういうものが好きなんだろうな。

 

 

春物ベレー帽みつけた

近所のショッピングモールのアースでこのベレー帽を入手しました。

stripe-club.com

私は、自分がかぶる帽子のタイプはベレー帽と決めています。秋冬物のウールフェルトのはいくつか持っているのですが、暖かい季節にもかぶれるものがありませんでした。

たまたまのぞいてみたアースのお店で何の気なしにに試着してみたら、ふわっとした大きめのサイズと形もぴったり、マットなピーチスキンの生地感もぴったり、色のバリエーションも豊富でサックスブルーとダークブルーがその時の格好にぴったり、と、まったく文句なしだったので、とくに予定はなかったものの即決。しかも色違いで2色買ってしまいました。

帽子は顔周りに来るせいでかなり目立つので、アクセントカラーではなく自分にとってのベーシックカラーを選びました。これにブローチやピンバッジ、コサージュなどをつけると、かなり雰囲気を変えてかぶれます。複数つけてもいいし。

 

ベレー帽は好きなので、帽子売り場に行けば試着してみます。でも、微妙な形の違いやサイズ、素材などで似合う似合わないがあり、どれでもいいわけじゃないのです。

たとえば、ベレー帽につきものの頭のてっぺんからピョコッと出てるヘタみたいなもの、あれがあるのが似合う人とないほうが似合う人といるんですよ。わたしはないほうがいいタイプ。

f:id:rci:20170406130721p:plainヘタ」ありタイプ

 

それから、かぶり口のふちがこの写真のように内側に巻き込まれている形と、少し狭くなって外に出たままの形(この説明で伝わる?下のリンク先の写真みたいなかぶり口のやつ)とがあり、私は内側に巻き込まれているのが似合うタイプ。

stripe-club.com

生地も、くたっとしたものから麦わらみたいに固いものまであり、これはしなやかだけどある程度のハリもあって形を整えやすい。


プチプラなのにしっくりくるアイテムが見つかって嬉しい! この春のおしゃれポイントはこのベレー帽で行きまーす!

 

★ ベレー帽が好きな話はここにも書きました。帽子は重心を上に上げられるアイテムなので、スタイルアップには効果大ですよ。

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ジャケットの上からベルトをしてみたよ

グレーのテーラードジャケットを着て出勤してきましたが、パンツとブラウスと合わせてもいまひとつポイントがなく、コーディネートが決まらない。

f:id:rci:20170331125607p:plainお仕事用にはいいアイテムなんだけどね…

 

ふと思いついて、職場の化粧室でジャケットの中・ブラウスの上にしていたベルトをジャケットの上から締めてみたら、うまい具合にアクセントが加わって、まとまりあるコーディネートになりました。

ほんの少しの違いだけど、目を引く場所なのでずいぶん見た目が変わりました。

 

そして、これは、ジム通いでお腹周りが痩せたおかげでもあります。

いままでは、同じベルトだと、ジャケットの上からするには長さがちょっと足りなかったのです。

また、ジャケットの上からベルトというコーディネートはかなりお腹を目立たせるので、いままでなら思いついても絶対にやらなかったはず。

いろいろと有難いことです。

メンズサイズのアイテムが使えるようになった

手持ちのアイテムの中に、メンズサイズのマウンテンパーカとブルゾンがあります。

形や色は気に入ってるので「ちょっと大きいんだよなー」と思いつつも、ときどき着ていました。

ですが、ビッグシルエットが流行ってきたおかげで、この春からは、ちょうど流行りのアイテムを着ているように見えてきました。身頃や袖がゆったりして肩が落ちているのが、ちょうどそんな風に見えるんだよね。

「サイズが合わない服はダメ」とは聞いていても、捨てられずにこっそり持ち続けていたアイテムたちです。まさかこんな日がめぐってこようとは。捨てないでよかったー!

 

それにしても、半年前の秋には大きすぎると思っていたサイズが、数か月で「いいかも」に変化するのって不思議だよね。手持ちのアイテムを使いやすくなるのはよかったけど、なんだか理不尽な気もします。

スタイルは甘口辛口だけじゃないぞ

「甘辛ミックスコーデ」とか「微糖派」などと言われるように、ファッションのスタイルを甘と辛に分類するという習慣があると思います。たとえばこんな記事はそうだよね。→そのファッション、甘口すぎてボヤけてない? 大人女子のピリっと締める甘辛ミックスの法則

今になって振り返ってみてわかったことですが、この分類に惑わされていくつも失敗したわー、と思います。

今になって思うと、私は甘口も辛口も似合わないタイプです。

さっき例にあげた記事なら「ふんわり」「かわいらしい」が甘口で、「エッジィ」「メンズライク」「ライダースジャケット」が辛口に当たるのでしょうけど、私はこれらがどれも似合わない人間であります。

「ふんわり」「かわいらしい」だとぼんやりしたりあか抜けなくなったりし、「エッジィ」「メンズライク」「ライダースジャケット」といったものには負けちゃうタイプ。

言葉で表現するなら、すっきりしてソフトで控えめ、といった路線が似合うのですが、これって甘くも辛くもないよね。強いて味にたとえて言えば「無味」「薄味」になるのかなあ?

ファッション誌の言うことだけを聞いていると、世の中には「甘口」「辛口」「甘辛ミックス」しか存在しないように見えていたんだけど、そういうことではなかったです。味の世界にだって醤油味やバターコンソメ味やのり塩味などがあるように、ファッションスタイルにももっと多様な他の路線、他の軸、他の道がありました。

いやはや、そんなことすらわからない人間だったせいで、似合わないアイテムに無駄にお金を費やしてきました。他にもそういう方がいらっしゃるかもしれないので、何かのお役に立てればというつもりで書いておきます。

 

おしゃれに罪悪感がある人のこと

おしゃれにうつつを抜かすのを、まるでいけないことのように言う人にときどき出会います。まあ、生活が破綻するほどやるのはどうかとは思うけど、自分のお金で好きなことして何が悪い、と私は思うので、その考えには少しも納得いかないです。好きなことにうつつくらい抜かさないと、何のための人生だ。

それから、自分の親がそういうことを言う人だったせいで今でもおしゃれすることに罪悪感がある、という人にも会います。すでに乗り越えたという人もある程度いるから、それも含めたら数としてそんなに珍しくない。ひょっとしたら世の中の半分くらいは多かれ少なかれそういう人かもしれない。あまり楽しい話ではないからご本人たちも多くは語らないけど。

そんなことを思ってたときに、たまたま下のリンク先の小町のトピを読んで、なんだか考え込んでしまいました。「楽しむことは罪」ってさあ……、こんな価値観を持たされてしまったら生きるのが無駄に辛くなって当然だよ。そんな呪縛は振り払っていいと思う。

身だしなみに無頓着な母に育てられた女性の現在は? : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 

身だしなみやおしゃれに気を配ることは、すなわち自分と周りを慈しんで大切にすること。

このトピを読むと、逆にそのことが浮かび上がってきます。

 

断捨離とか「10着しかもたない」とかについても、やりすぎるとこの罪悪感に通底するものを感じて、最近は距離を置いています。

人間が築いてきた衣生活の文化は豊饒であり、楽しまれるものである。この基本からははずれないようにしたい。

じぶん専用コーディネートレシピを作ってみた

朝なにを着ようかと選ぶ際に、どのようにアイテムを組み合わせてコーディネートするかに、ある程度決まった方法ができてきました。こういうやり方をすれば、変なことにならずにそこそこ上手くいくという、じぶん専用必勝パターンです。頭の中の整理を兼ねて、書いてみます。

 

0準備 自分に合うアイテム一式がそろったワードローブ

これがないと何も始められません。卵がないのに目玉焼きを作りたいなんてチャレンジング過ぎます。自分に合う形・色・素材・目的のアイテムがまずは必要。そのために今までさんざんお金を費やしてきたはずであります(自戒を込めて)。

f:id:rci:20170303214217p:plain今日の一句「ありもので作れるものしか作れない」

1 まずは、トップスとボトムスを選ぶ

単品で見ればどれを選んでもそこそこ自分に合うはずですが、私はコントラストが強いコーデが苦手です。なので、トップスとボトムスは濃い色どうし、あるいは薄い色どうしを選びます。ネイビー×ネイビーとか、チョコレート×ボルドーとか、ライトグレー×ライトベージュとか、オフホワイト×シルバーとか。

トップスがジャケットとインナーなど複数になる場合も、できるだけ同じようなグループの色を選んで、あくまでコントラストは強くならないようにします。

 

2 どのくらいアクセントをつけるかを考える

その日の気分や行き先によって、1にどのくらいのアクセントをつけるかを考えます。

2-1 全身同じような色合いの相当控えめな配色でもそれなりに似合ってしまう人間なので、アクセントをつけたい気持ちがゼロなら、例えば全身をグレー(あるいはブルーとか、ライトベージュとか)でそろえる、でもOK。仕事に行くならこんなのがむしろ良かったりします。超かんたんコーデ。同じ色合いでアクセサリーなど素材感の違うものをいくつか重ねるとけっこう洗練されて見えて、お得であります。

2-2 「今日はちょっと遊びたい」っていう日なら、トップスとボトムス以外の小物アイテムでどんな差し色をするかを考えます。差し色はトップスとボトムスとはっきり違う色ならなんでもOKで、黄色など目立つ色でもいいし、黒とか真っ白のようなベーシックカラーでもいいです。帽子、スカーフ、ピアス、ネックレス、ブローチ、ブレスレット、ベルト、タイツ、靴、バッグなど。これらのうち、1~3つくらいの色をそろえてアクセントにします。それ以外の小物は目立たない色でなじませます。1か所だけにはっきり目立つ差し色を入れるのは、コーデを考えるのが簡単なわりに「おしゃれしてます」感が出て、これまたお得。

2-3 私にしては珍しく「大き目な面積で目立つ色・柄を使いたい」っていう気分なら、スカートやタイツなど顔から離れたアイテムを目立つ色・柄に替えます。そして、小物のうち1~2個くらいをこの色・柄にリンクさせます。このとき、顔周りにくるアイテム(トップスやスカーフ)には色・柄を持ってこないこと(自分が負けちゃうので)。この目立つアイテム以外を意識的に控えめにすると、主役・脇役がはっきりしてコーデとしてのまとまりが良くなります。

 

3 コートを選ぶ

1と2でせっかく作ったコーデも、上からコートを着るとまた別世界になってしまうので、注意が必要です。

3-1 簡単に、あるいは控えめにしたいときは、トップスと同じ色のコートを選ぶ。すると、コートを着ても脱いでも同じような印象になり1と2で作ったコーデが崩れません。

3-2 「コートで目立ちたい」という気分のときは、ボトムスとまったく違う色のコートを選ぶ。そのとき、靴、バッグ、タイツ、スカーフ、帽子など、コートを着ても見える小物とも、上手く調和する色のコートを選べば変になりません(ここはちょっと条件が難しいのでおのずと選べるコートは絞られます)。

 

じぶん専用レシピ、こんな感じかな?

f:id:rci:20170303214530p:plainできあがり!

 

 

2016年に買って失敗したもの……

先日書いた「2016年に買ってよかったもの」の続きです。今回は去年の失敗について。

去年から、服や小物、雑誌など衣生活関連の買い物をすべて記録しています。しばらくたった今、そのリストを見直してみると「なくてもよかったなー」と思うものも多々ありました。

 

1 いちばんよくある失敗パターン

ヤフオクやメルカリで「ちょっと気に入ったかも」程度のアイテムを安いからといって気軽に落札して、着てみたらイマイチだった、というパターンです。

1回2回ならまあ許せる範囲ですが、だんだん気がゆるんで自分のなかのハードルが下がり、いい加減になっちゃうんですね。これが1年間たまるとけっこうな量になりました(かかった金額は合計したくない~~)。

事前に試着はできないし、まったく冒険しないのもつまらないので、ある程度はしかたないのですが、それにしてもちょっと基準が甘すぎたよなー自分、とは思います。

f:id:rci:20170124171405p:plain初いらすとやさん!

 

2 もうひとつの失敗パターン

そして、もう一つの失敗パターンはこんな感じです。たとえば「グレーのワンピース」「ピンクベージュのハンドバッグ」といったぐあいに特定のアイテムを探している途中で、ある程度のそこそこのもので妥協して買ってしまう。そしてやっぱり気に入らない。

こちらのパターンも中古で安かったりすると、急に自分の中のハードルが甘くなって、「まあ安いんだし買っておくか」となりやすいんですよねー。

とはいえこれも対処は難しい。実物を手に取れないネットオークションでは、ときには予想をはるかに超えた当たりを引くこともあります。そういうギャンブル性が楽しかったりもするので……って、ギャンブル中毒の心配をしたほうがいいのかな??

 

反省

こうやって書き出していると、メルカリなどで「安い」と思うとつい買ってしまうというくせが自分にあるのがわかりました。

去年は、おととしの反省から、プチプラアイテムを買うことをかなり抑制しました。今年2017年はネットオークションで買うのももっと厳しくするようにしまーす。

それから、あまり服のことばかり考えない、というのが大事かもしれません。というのは、ここに書いたような適当な買い物は去年の前半に多かったのです。後半はなぜ少なくなったかというと、ジムに通って痩せることに関心が向いていたので、服を買うことを忘れていたから。以前はヤフオクを眺めていたような時間でトレーニング情報を漁ってました。2017年も続けてお腹を引っ込めます!

f:id:rci:20170124172823p:plainしばらくはこっち方向で……

 

 

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